片・すぐお腹痛くなる。

まだ生きていたのか?!

日記8

 年内の休日が今日を含めて二日しかないので、大掃除を二日に分けて敢行することにしたのです。もう今年は仕事以外でどこへも出かけないのです。起床する1時間前から、夢と現のはざまで今日の大掃除の段取りを考えていました。まずはずっと気になっていたウォーターサーバーの背面の埃を取り除き、ついでストーブのファンカバーを外してファンの埃も取り除きます。それから約二年分のFEEL YOUNGを解体し、『女の園の星』の全項と『異国日記』のカラーページだけを残して処分します。これで、マインクラフトで例えるとブロック二つ分くらいのスペースが空いたのです。それから衣装ケース二つ分ある「おばあちゃんのモダンな着物」群を、衣装ケース一つに収まるように上手いことやるのです。この着物は私が血縁を総動員してこつこつと譲り受けたガチおばあちゃんの着物なのです。これを着て出かけたことはありません。私の外出の主な目的はレコード漁りなので、しゃがんだり大股を開いたりして長時間頑張るには着物はちと不便なのです。喫茶店巡りなんかが趣味だったら着物を着る機会もあるのかしらん。
 たいへんに疲れたので大掃除はこのくらいにして、あとは溜まっていた録画を消化したり、由貴ちゃんの写真を見ながら前髪を切りそろえたり、母親がバイト先から持ち帰ったクリスマスケーキを食べたりして過ごしたのです。部屋が冷えてきたのでストーブをつけると、昨日までアフリカの民族楽器のような摩訶不思議な音を奏でていたのがすっかり静かになっていました。ファンを掃除したのがよかったのだと思うことにするのです。残された一日の休日で私の大掃除は終わるでしょうか。私にもわからないのです。