片・すぐお腹痛くなる。

まだ生きていたのか?!

日記41

 デジカメが壊れたのです。今手元に、完成したばかりのグラニースクエアのバラクラバとコットンクロシェのバケットハットがあるのだけれど、それらを写真に写すすべがないのです。これでは一人ヘタ手芸部の活動報告ができなくて困るのです。
 去年の5月に大好きなi-pod touchが壊れてしまってから9か月が過ぎました。壊れたi-pod touchを直しもせず、新しく買い替えることもしないまま私の9か月は過ぎたのです。その間に買い替えのための十分なお金を貯めることもできたはずなのですが、お金が嫌いな私はすぐにお金をかわいいものやたのしいものに換えてしまうので、私の手元にはいつもいくらも残らないのでした。
 ミシンが壊れてしまったのです。母が若い頃にローンを組んで買った、その当時でうんじゅうまんえんのミシンで、すごく重たいけれどすごくたくさんの機能がついていたそれを直しに出すことはせずに、機能は今よりも少なくていいから、もっと軽いものに買い替えようと、母と相談して決めたのです。決めたのは買い替えるということだけで、うんじゅうまんえんはしないまでも、数まんえんの買い物だから、よくよく比較検討していいものを買おうと思うと、なかなかどれを買おうか決められないのです。
 デジカメとi-podとミシンをいちどきに買い替えるとなると、私の今の財力ではきびしいものがあるのです。何せ私はお金を嫌っているので、稼ぐことも嫌いだし、持っているよりは何かお金よりもっとよいものに換えてしまおうとするので、いざ大きな買い物をというときに、お金が手元にぜんぜんなくて困るのです。しかも私は去年の夏に車を買い替えたばかりなのです。こうなったからには、優先順位をつけて、お金を貯め乍ら少しずつ買い替えてゆくほかないのです。何かのためにお金を貯めるという行為は、私の性に合わないけれど、そんなことも言ってられないのです。
 もう会うこともないと思っていた人と思いもかけない再会をして、私は少し舞い上がっているのです。私はその人のことが好きだったけれど、だからと言って何もしなかったのです。ただその人が遠くへ行くのを一人で淋しいなあと思い乍ら、でも多分二度と会えないのだからしょうがないと諦めていました。私はひとにたいして恋愛感情を抱くものの、性的接触にたいする嫌悪感があるため、それに加えて生涯結婚も出産もしたくないという主義信条をもっているため、自分にはひとと交際する資格がないと考えているのです。私にとって性的接触は、殴られることと同じなのです。どんなに好きな人でも、殴られるのは嫌なのです。好きな人と一緒にいるために殴られることを我慢するような人間でもないのです。そういう理由があるために、私はひとを好きになっても何もしないでいるのです。私はなんとなく自分以外の全ての人間が「セックスできない相手と付き合うなんてナンセンス」と考えているのではないかと思っていて、私はそういう考えの人間ではないので、恋愛という市場に参入する資格がないような気がするのです。それらが全て私の思い込みであればいいと、私は願っています。みんながほんとうは好きなひとと目が合ったりお話ししたり笑い合ったりするだけで心が満たされていて、じつのところ恋愛感情と性的欲求は完全に切り離されたものであればいいと願っています。