片・すぐお腹痛くなる。

まだ生きていたのか?!

一人ヘタ手芸部の活動14 ~帆布のトートバッグ~

 とにかく荷物が多くて鞄が大きいことがアイデンティティーの一部を形成している私は、ここ数年ずっとリサイクルショップで見つけた2000年代のCOCOLULUの超でかいトートバッグを愛用していました。2000年代は、若い子向けのブランドで縦横がでかくてマチは控えめなトートバッグがたくさん売られていたのです。2000年代の若い子はとにかく荷物が多い! 私が愛読している2000年代のHana*chu→の鞄の中身コーナーでも、出るわ出るわ、打ち出の小槌かと見紛うばかりに、普段使いのバッグの中から無数のアイテムが湧き出てくるのです。財布、ペンポーチ、メイクポーチ、アクセポーチ、手帳、プリ帳、プリ缶、ケータイ、制汗スプレー、お菓子、CD、CDプレイヤー、写ルンです、ペットボトル、折り畳みミラー、香水、マンガ…etc…当時は、これらが全て収まる大きな鞄の需要があったのです。打って変わって最近の中学生向け雑誌の鞄の中身コーナーをめくると、そのあまりの優等生ぶり、ミニマリストぶりに驚愕してしまうのです。学校生活に必要ないものは持ち歩かない! でも数少ない持ち物は可愛いもので統一したい! いじましくもかわいらしいお洒落心なのです。
 さて、そんな私愛用のCOCOLULUのトートバッグなのですが、経年劣化で持ち手の金具がバカになってしまい、使用中に度々持ち手が本体からすっぽ抜けるようになってしまいました。加えて、短時間勤務となりお弁当を持参する必要がなくなったため、もう一回り小さいトートバッグに替えることを決意したのです。けれども得意のインターネッツで探せど暮らせど私の求める鞄は見つかりません。私が求めているのは、A4が横にして入る大きさで、マチが大きすぎなくて、ポケットが最低4つついていて、肩にかけて使えるくらい持ち手が長いトートバッグ。見つからないので作るのです。どこにも売っていないトートバッグを探す労力よりも、自分で鞄を作る労力の方がはるかに少ないと見積もってのことでしたが、大誤算だったのです。鞄を作るのって大変ダ! でもなんとか出来上がったのです。
 今回参考にしたのはこの動画。

youtu.be

 使用した帆布がかなり厚手なので接着芯は使わなかったのです。それと、動画のトートバッグはけっこう小さめなので、自分が作りたいサイズ(35cm×28cm×12cm)になるように寸法を変えて作りました。反省点としては、この寸法は外側の寸法であって、内寸は縫い代を縫い包む分だけ小さくなってしまうということなのです。なので35cm×28cm×12cmの内寸の鞄を作りたい場合は外側の寸法が37cm×29cm×14cmになるように作るべきだったのです。通りで出来上がって荷物を入れたときになんかちょっと小さいなあと思ったのでした。みなさんも作るときは注意してくださいね。もう一つ反省点と言うかとても怖かったのは、使用した帆布が結構分厚くて、重ねて縫っている途中でミシンが不穏な音を立てて止まってしまったことなのです。まあ、ともあれ出来上がったのです。

 緑色の帆布とピンクの持ち手、ステッチはジーンズ等に使う黄色い糸を使用。

 内側はこんな感じ。動画にはない内ポケットを加えました。鍵とか入れるのに便利。

 配色めっちゃかわい~。緑とピンクと黄色と赤と紫!

 縫い代を縫い包むのが一番の難所なのです。ここでミシンが異音と共に止まったのです。お気をつけあれ。

 完成した翌日からさっそく使っていて、完成時にブログ用の写真を撮るのを忘れていたので、これらの写真はけっこう使い込んでくたっとしてきたころに撮ったのです。でも生地が丈夫なので割とぱりっとしています。お弁当を持参しなくなったとは言えベースの荷物が多いので、この鞄は常にぱんぱんなのです。中身を小さくするために、今使っているポーチよりも一回り小さいポーチを作ってみようかな、と思うのです。