片・すぐお腹痛くなる。

まだ生きていたのか?!

日記19

 とにかく色んなことをして忙しく過ごしていたのです。おかげで日記のことをすっかり忘れてしまいました。
 一番凝っていたのはキーホルダーやステッカーに使う画像を作ることでした。

 こんなのをああでもないこうでもないとか言ってちまちまと作っていたのです。ついでに選挙期間中に鞄に付ける投票呼びかけキーホルダー用の画像も作ったのです。

 こんなのです。毎度おなじみのフリーソフトGIMPで作るのです。だんだんとGIMPの遊び方にも慣れてきて、自分のイメージする効果をつけるにはどうすればいいのか、わかりかけてきたような気がするのです。
 音楽のほうでは、GSを地元で見つけるのは早々に諦めて、ネットで目欲しいものをひととおり買い込んで、その全てに「名盤!」と太鼓判を押しているのです。モップスのLPを聴いて星勝の作る曲のかっこよさに痺れ、カーナビーツの『おまえに夢中さ』を熱唱し、オックスの『オックス・クライ』で踊り、ジャックスの再発12インチEPの音の良さに鳥肌を立て、テンプターズに陶酔し、ついでに買ったPYGの『自由に歩いて愛して』のジャケ写におけるショーケンのあまりのかっこよさに脳天をブチ抜かれたりする日々なのです。おかげさまで今やすっかりショーケンに骨抜きなのです。自然テンプターズをよく聴くようになりました。そうしてよくよく聞いてみると、ショーケンのボーカルもさることながら、大口広司のドラミングもなかなかに私の性癖に突き刺さることに気づいたのです。特に『秘密の合言葉』における怒涛の16分音符フィルのかっこいいのなんのって、とにかく一聴の価値ありなのです。個人的にはカーナビーツの全然ミュートのかかっていないドンドコ野暮ったいバスドラの響く重たいドラムも好きですが、やはり粒の立ったタイトな音で、かつ前のめりな大口氏のドラミングが断然ノれるのです。オックスの岩田裕二のリズムが完璧に制御されつつパンチも効いたドラミングも好きですね。なんというか、ドラムが好きなのです。自分が中学時代に吹奏楽部でパーカッションをやっていたせいか、ついつい耳でドラムを追ってしまうのです。いつかセックス・ピストルズの中ではポール・クックが一番好きだと言った私に、同じくセックス・ピストルズを好んで聴くという男の子は怪訝な顔で「なんで?」と訊きました。私はステージの上に瓶が降ろうとヤリが降ろうと真っ赤な顔でどっしりと構えて絶えないリズムを刻み続けるポールの姿に惚れたのです。そこにドラマーのあるべき姿を見たのです。