片・すぐお腹痛くなる。

まだ生きていたのか?!

日記10

 録画してあったチェッカーズのラストライブを見たのです。チェッカーズのEPは2,3枚持っていたと思うのですが、藤井郁弥以外のメンバーの名前はわからないし、パフォーマンスの映像もほとんど見たことがないというまっさらな状態で見始めました。これが、とても良かったのです。まさにライブで真価を発揮するバンドだと思いました。驚いたのは、藤井郁弥がめちゃくちゃ踊ることです。昨今のアイドルのように振付師がきっちり作った振り付けで踊るのとは違って、音と感情に合わせて自然と踊れる人の踊りだと思いました。それから特筆したいのはサックスの藤井尚之がとてもかっこいいということです。サックスの音がバリバリ身体に響いて最高です。ルックスもグー。前奏吹いてすぐ歌って、また間奏吹いてすぐ歌って、アウトロ吹いて……みたいな忙しい歌も歌ってました。低音ボイスもグー、です。楽器を演奏しているメンバーも曲によってはけっこう踊っていたのですが、踊ったり跳ねたりしながら少しもブレずに楽器に息を吹き込み続けられるのはすごいのです。私は吹く楽器はほとんどやったことがありませんが、想像するに演奏中にやたらめったら動くとマウスピースが口にがんがん当たって痛いし吹きにくいことったらないと思うのです。ライブの見どころとしては、藤井郁弥がピストルでメンバーを一人ずつ撃っていく演出なんかも良かったのです。そんなふうに楽しく見ていたのですが、レコーダーの容量が足りていなかったらしく、最後の方が録れていなかったのが無念でならないのです。ライブ映像を見るまではそんなにファンでもなかったくせに、約2時間ですっかり夢中にさせられているのでした。