この記事が大好きで何回も読んでいるうちに自分でもポール・モーリアのCDジャケット風の画像が作りたくなったので作ることにしたのです。
私自身はポール・モーリアに特段の思い入れはなく、記事を読むまでは名前も知らなかったのですが、画像検索で色々なCDジャケットを見ているうちこの人のCDジャケットがとても気に入ってしまったのです。狙って作ってもこんなに面白くはならないだろうな、という作品がこの世にはあふれています。私が特にそれを感じるものがBee Geesの"Stayin' Alive"のミュージックビデオなのですが、ポール・モーリアのジャケットはそれにも匹敵する狙ってもこうはならない面白さがあると思うのです。
たくさんある(Amazonの検索結果:143件)アルバムの中から、私は『ポール・モーリアベスト25』というアルバムのジャケットを踏襲することにしたのです。これです。
よく見ると洋服の部分だけ透けているのです。生首がぬっと浮き出ているようでもあり、風景が印刷された服を着ているようでもあります。凝っています。
さて、参考ジャケットが決まったところで、まずはジャケット風画像の背景に使えそうな、なんてことない風景写真を自分の撮った写真の中から探すことにしたのですが、私は普段から面白みを感じるものにしかカメラを向けないのでなんてことない風景写真がなかなか見つからないのです。
こんな写真しか撮らないのです。ちょっと対象の主張が強すぎて背景に向きません。こんなとき、フリー素材が便利なのです。この時の私はなぜかそんな簡単なことにも思い至らず、ひたむきに自分の画像フォルダと向き合いつづけました。そうして探しているうちにやっと一枚だけふつうの風景写真が見つかったのです。
この写真を撮るに至った経緯が全くわからなくて怖いのですが、今日のこの日のために撮ったということにするのです。この写真をCDジャケットらしく真四角にトリミングして背景に使用することにしました。画像の編集は全てGIMPというフリーの画像編集ソフトを使いました。GIMPで遊ぶのが楽しくて今までにこんな画像を作っています。
ポール・モーリアの代役は我が家のにゃーちゃんに依頼しました。猫を飼っていると人物の代りにモデルになってくれるのでとても助かるのです。猫は肖像権も主張しないのです。自分の顔写真が全世界に晒されていることなど何も知らないのです。そう思うと、こんな私でもたまに良心の呵責に苛まれます。さて、ぴったりの写真がすぐに見つかりました。
斜め上に顔を向けてどこか遠くを見つめ、指揮をとるポール・モーリアにそっくりではないですか。これをGIMPで切り抜いて、背景と合わせて、下部に向かって背景が透けるようにレイヤーマスクを使って、ポール・モーリアのジャケットに倣って文字を配置します。そうするとこんなものができるのです。
PAUL MAURIATはNYAUL NYAULIATに改変したのです。"NYAULIAT"でなくて"NYAURIAT"にすべきだったとたった今気づいたのですがそんなことに気付く人は誰もいないのです。ベスト25はベスト22に改変したのです。猫だから22という安直な発想が自分でも貧しいと思うのですがそんなことを気にする人は誰もいないのです。AdagioはArigatoに改変したのです。私からにゃーちゃんへの日頃の感謝の気持ちなのです。
色調があまりにもやっつけ感にあふれていたので少し修正しました。
それらしくなったと思います(主観です。私の主観以外に何も必要でないのです)。
これをたくさん印刷して
キーホルダーを作りました。
たくさんできたので母親にお裾分けしたところ、「かっこい~!」との評をもらいました。かっこいいものではなく面白いものを作ったつもりだったので複雑な気持ちなのです。母親が妹さんに自慢したところ、妹さんも「うけるwwほしい~」とのことで、我が家のにゃーちゃん公式グッズになりそうな勢いです。私はこれまでもにゃーちゃんトートバッグやにゃーちゃんステッカー、にゃーちゃんTシャツなどを作って主に家庭内で好評を博しているのです。
その後
セリアで、印刷したものがなんでもシールになる魔法の紙(シール用紙)を入手したので、ステッカーを作ったのです。どこに貼るともないステッカーですが作るのは楽しいです。今までGIMPで作った画像やその辺で録った写真も、こうするとなんだか意図があり気なお洒落感が出るのです。
おまけ
最後に私がとくに良いなあと感じ入ったポール・モーリアのジャケットを紹介します。
交通量が多くて横断歩道がなかなか渡れないのです。
緑あふれるベランダです。
犬を自慢するのです。